現在、医療の進歩に伴い、医療的ケア(家族や看護師が日常的に行っている痰の吸引や経管栄養等)が必要なお子さんが増加しています。しかもその状態も多様化しています。

医療的ケアが必要なお子さんを在宅で子育てするということは、そのご家族の負担も大きく、まだ福祉サービスや教育現場での対応も十分といえる状況とは言えず、各地でそれに応じた対策が急がれています。

2021年9月から「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する支援法」が施行され、自治体の支援は「努力義務」から「責務」へ変わりました。

2018年に医療的ケアの必要なお子さん(4歳~14歳)のお母さん16 名の方のご協力を得ることができ、具体的に何が大変か、どんなニーズがあるのか、ひとりひとりの声を丁寧に伺いました。

そして、2019年3月にはその報告会と講演会を開催しました。

調査内容と報告会&講演会の報告を掲載したものを冊子にまとめましたので、よろしければご一読ください。

※ヒアリング調査と冊子作成、報告会の開催につきましては公益社団法人日本社会福祉弘済会と認定NPO法人しみん基金KOBEの助成金をいただいて実施いたしました。