障がいのある子や発達に気がかりのある子を育てていくにあたり、様々な支援があります。
まずは、神戸市内にどんなサービスがあるのかを、年齢別にご紹介します。
ご利用には、申請の手続きが必要になるので、お住いの区役所のこども保健係か障害福祉課にご相談ください。
神戸市の特別支援教育について
神戸市が取り組んでいる特別支援教育についての記載がされています。
小学校の特別支援学級や特別支援学校小学部への入学を考えておられる保護者さんに向けて、相談から入学までの流れがわかります。
https://www.city.kobe.lg.jp/a98017/kosodate/sodan/special/index.html
通級指導教室
小・中学校の通常の学級及び幼稚園等に在籍・在園する障害のある子供たちが、通級で指導を受ける通級指導教室を設置しています。ご希望の方は在籍している学校や幼稚園等でご相談のうえ、お申込みください。
- そだちとこころの教室:いろいろな要因で集団にとけこみにくいお子さんについての相談や指導を行います。
- きこえとことばの教室:きこえやことば、人とのかかわり方などについての相談や指導を行います。
放課後等デイサービス
児童福祉法上、「学校教育法第1条に規定する学校(幼稚園及び大学を除く)に就学しておられる障がいのあるお子さんが、授業の終了後や長期休暇中に生活能力の向上のための必要な訓練、社会との交流の促進等を行うサービスで、受給者証が必要になります。
詳細は「障害のある子ども・医療的ケアが必要な子どもの支援ハンドブック」内のP14「療育・通級指導・通所支援」にあります。
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/32726/handbook-web_0013_0014_2.pdf
保育所等訪問支援
保育所(園)・幼稚園・小学校・中学校等に通っているお子さんが集団生活にうまく適応できない場合に、療育の専門の訪問支援員が保育所や学校等に訪問し、お子さんの特性に応じて支援を行うものです。
小学校で利用する場合は、月に数回数時間「加配」がつくというイメージかと思います。
こちらの利用についても手帳は不要で、申請手続きにより受給者証で可能です。
移動支援(ガイドヘルプ)
小学生以上の屋外での移動が困難な障害者に、外出のための支援を行うことにより、地域における自立生活および社会参加を促します。
https://www.city.kobe.lg.jp/a95295/kenko/handicap/zaitakufukushi/zaitakushien/s026/index.html
ホームヘルプサービス
日常生活を営むのに支障のある身体障害者、知的障害者、精神障害者、障害児のいる家庭で障害者(児)の身の廻りのお世話をします。
https://www.city.kobe.lg.jp/a95295/kenko/handicap/zaitakufukushi/zaitakushien/s023.html
施設選びについて
「いい施設はどこなのか?」「うちの子にはどこの施設に合うのか?」「そもそもそういったサービスを受ける必要があるのか?」などなど、たくさんの施設がある中で、選ぶのも大変だったり、ここがいいかなと思っても定員いっぱいだったり、施設選びに困っている声もよく聞きます。
実際、事業所の数も多く、開設閉鎖も流動的で、受け入れが可能かも随時変わるので、その時々で調べないといけないのが現状です。気持ち的にしんどい時にその作業は本当に疲れますよね。
まずは、各施設の一覧表は、各区役所の障害福祉課にお尋ねくだされば、その時のものがもらえます。何かあった時に迎えに行きやすい範囲の場所で、ホームページをみてどんなことをして過ごしているか、子どもに合いそうかで、ある程度しぼって、1件1件電話して空きがあるか、送迎範囲かを確認するしかないような状況のようです。そこから、見学して体験して、契約という流れかと思います。それぞれの状況、価値観などに合わせて、周囲の声や意見はあくまでも参考程度に「我が家流」を見つけてくだいね。
障害福祉サービス等情報を地域などから検索できるものもあります。
計画相談支援(サービス等利用計画作成)とセルフプラン
福祉サービスを利用するにあたって、お子さんにあったサービスについて、どんなサービスを受けられるのか、手続きの仕方まで相談にのってくれます。
サービス等利用計画書については「セルフプラン」と言って、自分で計画を立てて、必要な支援を受ける手続きも可能です。計画相談支援について(神戸市HP)の一番下にあるセルフプランの項目に様式と記入例があります。すでに何をどのくらい利用するか決まっている場合は、こちらを利用するのもいいかと思います。
サポートブック
サポートブックとは、新しい支援者に知っておいてほしい、本人に関するさまざまな情報(特徴・接し方・支援方法など)を保護者がまとめた手作りの冊子です。サポートブックを支援者に渡すことで、初めての場所や初対面の人とでも、子どもが安心して楽しく過ごすための大きな助けになります。サポートブックは、「書いて!伝えて!ためる!」ものです。
どんな書式でも形でも自由ですし、検索すると様々な様式やアイディアも盛りだくさんです。いろんな施設を利用すると、その都度生まれた時からのことを各場面が何度もあります。同じことを何度も思い出して書くのは正直疲れます。そんな時にも見ながら記入できて、役立つかもしれません。
神戸市にも独自のサポートブックがありますので、参考になさってください。
https://www.city.kobe.lg.jp/a86919/kosodate/sodan/hattatsushogai/siryo.html
同じような子をもつ親御さんと話をしてみたい
NPO法人そらしどは、障がい児家族支援として座談会も開催しています。スタッフには支援学校在籍のお子さんや気がかりがありながら普通学級へ通うお子さんの保護者がいます。お気軽にご参加、ご相談ください。
また、各区の拠点児童館では、J-Cafeといって発達がゆっくりなお子さまとその保護者の居場所づくりをしています。小学生以上のお子さんの保護者の方も利用可能です。
お問い合わせ連絡先
NPO法人 そらしど
info.sorasido@gmail.com