障がいのある子や発達に気がかりのある子を育てていくにあたり、様々な支援があります。

まずは、神戸市内にどんなサービスがあるのかを、年齢別にご紹介します。

ご利用には、申請の手続きが必要になるので、お住いの区役所のこども保健係か障害福祉課にご相談ください。

神戸市:気になるときは相談窓口へ (kobe.lg.jp)

乳幼児健診

神戸市では集団で各区役所にて4か月・1歳6か月・3歳児健診が行われています。(9か月健診は各自医療機関にて受けます)

発達が気になる時は、「何か言われるんじゃないか」「責められるんじゃないか」「レッテルを貼られるんじゃないか」など不安も抱きやすいかもしれません。お子さんの様子をよく見ているからこそ気になるわけですし、それは一生懸命子育てをされている証拠でもあると思うのです。様子をみながら、今できることを区役所の保健師さんと一緒に考えてみませんか。おうちでできる工夫を教えてもらえたり、専門機関や利用できるサービスなども紹介してもらえたり、個別で相談に乗ってくれると思います。いずれの健診も個別で案内が届きます。不安であれば、事前に連絡してもいいでしょうし、当日問診で自分から気になっていることを打ち明けることで、不必要にあれこれ聞かれることも少なくてすむような気もします。まずは遠慮なく気軽にご相談してみてくださいね。

https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kosodate/maternity/kenshin/h006.html

療育センター

神戸市では、子どもの障害や発達の特性に応じた支援を行うため、市内3ヶ所に療育センターを設置し、障害児支援の充実に取り組んでいます。発達が気になるお子さんの診察や訓練(リハビリテーション)を行う「診療所」、通園による療育や親子教室等を行う「児童発達支援センター」、お子さんの障害に関する相談対応や障害児支援利用計画の作成を行う「相談支援事業所」の機能があります。

お住まいの区によって、どこの療育センターか決まっていますので、ご利用の際はご確認ください。

https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kosodate/shien/support/ryouiku/index.html

まるやま学園・ひまわり学園・のばら学園

神戸市内にある3か所の療育センター内にある、通園による療育や親子教室等を行う「児童発達支援センター」です。お住まいの地域によって、通うところが分けられています。

「知的・発達障害児クラス」「肢体不自由児クラス」「難聴児クラス」があります。

神戸市:まるやま学園・ひまわり学園・のばら学園での支援内容 (kobe.lg.jp)

保育サービスコーディネーター

保育サービスコーディネーターは、保育を希望するご家庭の相談に応じ、ご家庭の状況に沿った保育サービスの情報をお伝えしてくれます。

「『認定こども園』って聞いたことあるけど、どんな施設?」など、保育利用に関する様々なご質問は、区役所こども家庭支援課、北須磨支所保健福祉課の保育サービスコーディネーターまで、お気軽にご相談ください。

ただ、療育に関しては、担当外のことになるかもしれないので、そこは別で相談した方がいい場合もあるかと思います。

保育所等訪問支援

保育所(園)・幼稚園・小学校・中学校等に通っているお子さんが集団生活にうまく適応できない場合に、療育の専門の訪問支援員が保育所や学校等に訪問し、お子さんの特性に応じて支援を行うものです。

保育所等では、すこやか保育の利用ができない場合に利用ができるかもしれません。

こちらの利用についても手帳は不要で、申請手続きにより受給者証で可能です。

障害児の支援について(神戸市のHP)

すこやか保育(障がい児保育)

保育所(園)や認定こども園等において「すこやか保育(障害児保育)」を実施します。

例:「加配」といって、時間に限りはあるようですが、ひとり保育士さんが配置されます。お子さんの状況に応じてそばでしっかりサポートしれくれたり、集団の中で見守りながら、声かけをしてくれたりします。

https://kobe-city.mamafre.jp/archives/service/shougaiji-hoiku/

児童発達支援

療育の観点から集団療育及び個別療育を行う必要があると認められる主に未就学児の障害のある児童について、日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練を行います。

幼稚園と並行して別の日に行っておられる方も多いようです。

他にも居宅訪問型児童発達支援、医療型児童発達支援もありますが、事業所がどこにあるかにもよるかと思います。現在開所している事業所も空きがあるかどうかも含め流動的ですので、各区役所や事業所への確認が必要です。

また利用については、手帳がなくても申請手続きを行って受給者証で可能です。

通級指導教室

小・中学校の通常の学級及び幼稚園等に在籍・在園する障害のある子供たちが、通級で指導を受ける通級指導教室を設置しています。ご希望の方は在籍している学校や幼稚園等でご相談のうえ、お申込みください。

そだちとこころの教室:いろいろな要因で集団にとけこみにくいお子さんについての相談や指導を行います。

きこえとことばの教室:きこえやことば、人とのかかわり方などについての相談や指導を行います。

保護者向けパンフレットPDF 

計画相談支援(サービス等利用計画作成)とセルフプラン

福祉サービスを利用するにあたって、お子さんにあったサービスについて、どんなサービスを受けられるのか、手続きの仕方まで相談にのってくれます。

計画相談支援及び障害児相談支援のご案内のチラシ

計画相談支援について(神戸市HP)

サポートブック

サポートブックとは、新しい支援者に知っておいてほしい、本人に関するさまざまな情報(特徴・接し方・支援方法など)を保護者がまとめた手作りの冊子です。サポートブックを支援者に渡すことで、初めての場所や初対面の人とでも、子どもが安心して楽しく過ごすための大きな助けになります。サポートブックは、「書いて!伝えて!ためる!」ものです。

どんな書式でも形でも自由ですし、検索すると様々な様式やアイディアも盛りだくさんです。いろんな施設を利用すると、その都度生まれた時からのことを各場面が何度もあります。同じことを何度も思い出して書くのは正直疲れます。そんな時にも見ながら記入できて、役立つかもしれません。

神戸市にも独自のサポートブックがありますので、参考になさってください。

https://www.city.kobe.lg.jp/a86919/kosodate/sodan/hattatsushogai/siryo.html

同じような子をもつ親御さんと話をしてみたい

NPO法人そらしどは、障がい児家族支援として座談会も開催しています。代表の藤尾は助産師でもあり、乳幼児健診にも従事しております。お気軽にご参加、ご相談ください。

そらしどEmail:info.sorasido@gmail.com

また、各区の拠点児童館では、J-cafeといって発達がゆっくりなお子さまとその保護者の居場所づくりをしています。北区の拠点児童館泉台児童館でのJ-cafeには、藤尾も参加しております。

Jidoukan-Cafe (J-cafe)