通園施設と地域での交流~小学校に向けて~

親子で週1回の療育センターに通いながら、翌年の年少さんの進路について考えていきました。発語もなく、身辺自立もまだまだで、子ども同士で関わることも難しかったのもあって、通園施設(現在の神戸市立の児童発達センター)に2年通いました。1年で卒業されるお子さんもいたので、どうするか考えたのですが、2年目はまだまだ一般の幼稚園や保育所なども難しいと思ったので、引き続き在籍ことにしました。

そこに通いながら、児童館のすこやかクラブに午前中参加してから園に行ったり、近所の幼稚園に私が付き添っての交流は受け入れてもらえたので、時々地域での交流に、親子で地元での友達作りもしに行っていました。そして、年長になる3年目本当に悩みました。

園が居場所になり、楽しく通えていて、私自身も癒しと学びの場でもあって、このまま入学までという思いもあったのですが、だいぶん子どもを見る力もついてきていたのと、翌年の入学を考えると1回出て、いわゆる「健常」のお子さんと過ごしてみて、お手本というか子どもとのふれあいの中で学んでみるのもありなのかなぁと思って、卒業を決めました。

神戸市立の保育所で加配(すこやか保育)の先生についてもらえることになったのですが、自分で決めたのに、ソワソワドキドキ、私が落ち着きませんでした。自分の選択でよかったのだろうか、そんなこと行ってみなければわからないのに、ついつい考えてしまって、もしなじめなかったらどうしようとか悪い方向に考えてしまいオロオロしていたら、園の担任の先生に「行くのはお母さんちゃうやろう?Tちゃんなんやで!お母さんがそんなんでどうするの?ドーンと構えとかんと!」と行ってもらって、ハッとしました。

もし私が子どもで自分が行くのにドキドキなのに、お母さんがドキドキハラハラオロオロしていたら、自分の気持ちの行き場所がない、お母さんがドーンと構えてくれていたら、きっと自信をもって行けるんじゃないかと思いました。私のドキドキは置いといて、私がしっかりしようと思えました。