就学期~どっちに通う?~

3歳の4月からは「あじさい学園」(現まるやま学園肢体不自由クラス)へ進級?っていうのかな?3年間の療育版幼稚園へ保育園との並行通園をすることにしました。母子通園は同じです。通園場所は長田区丸山になりました。

「あじさい学園」でも週2回通園で、週2回のPT訓練と月2回のST訓練を受けました。(ST訓練は担当STさんが定まらず、半分も受けられてない現実がありました)保育の時間は母子分離ができるようになったので、その時間帯はお母さんたちの会話が弾みました。ただしゃべるだけでとてもリフレッシュできました。

年長クラスになると、就学のことが目前に迫ってきます。1年目、2年目と先輩たちの就学の様子を見せてもらってきたけれど、いざ我が子となると、ひたすら迷います。

進路としては2通り。

  1. 特別支援学校の小学部へ入学する
  2. 地域の小学校の特別支援学級へ入学する。

Yは医療的なケアは要らないので、①も②も大きな問題なく選べそうでした。

自宅のある地域性を考えると、特別支援学校へはバスで1時間の通学になってしまうため、地域の小学校かな?と漠然と考えていました。

「あじさい学園」では全園児が学園長と担任と一緒に地域の小学校訪問をします。なので、普通に「ここに通わせよう」と、上の子ども達3人も卒業した地域の小学校へ訪問しました。

が、実際に訪問してみると、なかよしさん(特別支援学級の児童)が12人在籍しており、先生方が手一杯という厳しい現実がありました。

肢体不自由児クラスにも5年生の先輩がいて、4人の先生方ではとても大変で、ボランティアの方もいらっしゃっているけれど手が足りないと・・・

1を選ぶと、体のことは重点的に見てもらえる。手厚い見守りがある。でも、遠い。同年代のお友達との関りが少ないというデメリットがある。

2を選ぶと、体のことは担任になる先生次第で先が見えない(肢体の専門の先生はほぼいない)。児童数によっては待たされてばかりかもしれない(どうしても動ける子、多動な子が優先される)。でも家から近くて、同年代のお友達から沢山の刺激がもらえるというメリットがある。

「さあ!どうする?!」という問題に突き当たりました。

進路決定は遅くても10月です。

悩みに悩んで、奥の手を選びました。

それは、隣の校区の小学校へ通う!という選択でした。

住民票を隣の校区に移すという奥の手、経済的な負担は大きいけれど、Yがのびのびと6年間学ぶために、勇気をもっての選択です。

この選択のためには、学園の先生や園長に相談し、教育委員会の特別支援担当の方を紹介してもらい、直接電話で相談させてもらいました。

そして隣接校区の小学校に直接電話連絡し、見学からのスタートです。

隣接校区の小学校は小規模校なので、とても好意的で安心できる環境でした。

*地域小学校へ進学した場合の注意点

  • 体の学習は少ないと覚悟しておいた方がいいので、PT、OT、ST訓練はお母さんがプロデュースしないといけない。(装具や装置の作り替えも同じく)
  • 障害関係の情報は入手しにくい(ママ友情報が頼り)
  • 入学当初や担任が変わるときには付添い期間が必要。(数週間~数か月)