きたきたキッズ「こういうところに属する子なんだ」

ポイント

きたきたキッズ(発達に気がかりのある子どもたちと親のための集まり)へのお誘いをもらう。

ものすごーくイヤでなかったら、とりあえず新しい機会があれば参加すればいいと思う。(特に公共機関によるものには)考えても解決しないことは、新しい情報や見方を取り入れるしかないと思うから。

1歳半健診からどれくらい経った頃かはっきりと覚えがないのですが、おそらく1ヶ月は経たないある日「親子遊びの集まりがありますが、いらっしゃいませんか?」という電話をどこからか(今から思うと保健所とかあんしんすこやか係などから?)もらいました。

1歳半健診で「自閉症の疑い」との指摘を受けてからずっと心が晴れない毎日ではありましたが、どこかで決して大きな問題ではないと思っていて(思いたくて)、周りに対してはもとより、自分自身にも平静を装っているふしがあったとように感じます。

そのせいなのかは分かりませんが、なにごともできるだけ「普通のこと」として扱うようにしていたのでしょう。その電話も「誰にでもかかってくるもの」ととらえて、同じ日に健診に行った友だちに「今度の親子遊びの会、行く?」と聞いてしましました。その友だちから「いや、その案内うちには来てないよ。」の答えを聞いて、「そっか、やっぱりウチの子に限ってなんだ。」を改めて認識することになります。その集まりがどんなものなのか全く知らない状態で不安もありましたが、他にすべきことも分からず参加することにしました。

この集まりは「きたきたキッズ」という発達に気がかりのある子どもとその保護者を対象にしていて、保育士さんや保健師さんたちの見守りのもと、参加親子同士でおしゃべりをしたり、遊んだりするもので、1ヶ月に一度くらい開催されていたと記憶しています。

また時によっては、児童相談所(子ども家庭センター)などから心理士さんなどが来られて、少し専門家的なお話をされたり、個別面談などもあったと記憶しています。後に振り返ってみると、この集まりがその後のEの歩む方向を見極める重要な機会であったと思います。