主治医に相談・専門医を紹介される「血液検査でも脳波検査でも分からないものなんだ」

ポイント

障がいがあってもなくても、相性のいい小児科を見つけておくと何かといいと思う。

1歳半健診で「自閉症の疑い」との指摘を受け、発達に気がかりのある子どもたちと親の集まり「きたきたキッズ」に参加するようになり、じわりじわりと「『疑い』だけではない感」が迫って来ました。

健診でも「きたきたキッズ」でも様子を見ていこうというスタンスで、特に専門医の診察を勧めらるようなことはありませんでしたが、医療的な立場からのはっきりとした見解が欲しいと思っていました。医療的なはっきりとした見解を「診断」と呼ぶのだろうと今は思いますが、当時は「自閉症」が「診断」の対象になることすら分かってもいませんでした。それに、本当のところ医療的な専門家なら「自閉症の疑い」を否定してくれるのではないかと思っていたのかもしれません。

いずれにしても、まずは乳児発疹やその他のアレルギーを機に1~2ヶ月の頃から通っていた小児科にかかって1歳半健診で自閉症の疑いと言われたことを告げました。そのドクターは今までの通常の診察の中でそのような疑いを感じたことがないけれど、と言いながらも、懇意にしていらっしゃる神経発達領域を専門とする小児科医をご紹介いただきました。

それがたしか10月の末頃。12月にその先生の最初の診察を受けましたが、後から聞くとその先生も、また一般的に発達について診られるドクターは非常に少なく、半年待ち以上は当たり前とのこと。やはり紹介状はあったほうがいいのだなと感じました。(当時は今以上に専門医が少なかったですが、現在もやはり同様の様子。ドクターは少しずつ増えているように思うものの、受診したい人の数もとても増えているように思うから。)