小学校の進路選択

進路の選択にはとても悩みました。年中さんの年から動き始め、まずは小学校に電話をして子どもの事情を簡単に説明して、見学に行きたい旨を伝えました。

学校によって違うようなのですが、当時私の場合は支援学級の先生が窓口になってくださいました。電話でその都度日程調整などをさせてもらって、学校にも迷惑にならないように調整をしていきました。

支援学級の授業、運動会に見学に行き、本人も連れて授業の体験にも行って、来年うちの子が入学したとしたらどうなるかをイメージしました。

就学前健診で校長先生との話を希望し、校長室でお話しました。校長先生にはハッキリと「ここでは、今のTくんに必要なことはしてあげられない」と言われました。とてもショックではあったのですが、実際授業の流れや休憩時間のことも含めペースがTには早すぎて、ゆっくり時間をかけてあげられないことを説明されました。

しかし最後に一言「だけどこの地域の子だから」と交流でたくさん遊びにおいでと言ってくださったことが、とても救いで気持ちよく支援学校に行こうと決心した瞬間でもありました。

(それでも最後の最後まで悩んでましたが)支援学校も見に行って、体験はもう決まった後でしたが、やっぱり今この子に必要な学習を彼のペースを大切にしながらできるのは支援学校ではないかと思ったし、保育所でいわゆる「健常」のたくさんの子ども達の中で過ごすのは彼にとっては刺激が多すぎたり強すぎたりする感じだったので、人数も少なく彼のペースで勉強というよりもまだまだ生活そのものの基礎作りをしてくれる支援学校を選びました。

地域での交流も大切にしたいので、学校同士で調整してくれる地域交流には積極的にお願いをしました。